会社というドロドロに勝て!
今月から新しいプロジェクトに配属された。
やっと自分の居場所ができてホッとした。
しかし、実働部隊へは入れず、上長の秘書的役割という微妙な立場だ。
自発的に仕事を見つけてこなして停滞がちな業務を流れるようすることで、存在意味をアピールしなくてはならない。
やりがいがある。といえば聞こえはいいが、無理やりでっち上げたような立場であることは火を見るより明らか。
それでも先月まであてがわれていた座席よりはずーっとマシだ。
本社に戻ってきたものの、座席表にも表示されない席。いわゆる作業用のテーブルの片隅だった。そこには内線電話もない、RUNケーブルもなかったので、とにかく最低の扱いに近かった。
ITに頼んでRUNを貰い、会社の携帯電話と廊下の内線を駆使してとにかく何かをしなければならない。その日限りのコピー取りとか入力とか御用聞きをして毎日を過ごした。
顔見知りの面々が心配してたずねて来る。ひどいね、がんばれ、そうゆう会社なんだよ、Kさんがここに座ってろって言ったんだろ?最低な奴だな、負けるな!
はじめは心強かった声賭けも、会社批判へ方向性が変わってくることが多くなり。それにかわいそうといわれ続けるのも良い気がしなくなっていた矢先、今のプロジェクトに加わることになった。
ゆみぴーは現場の経験があるから前向きに係わっていってほしい、とプロジェクトマネージャーからはそんな漠然とした回答だった。このマネージャーには以前、ゆみぴーが体当たりしたことがあって、そのときのガッツを知っているからか、今回の路頭さ迷う立場から拾ってくれたのだった。
ありがたいと思った。マネージャもそうだけど、昔の自分にも救ってもらったのだ。
努力はすべきであるし、信念は持ち続けよう。小さなことでもしっかりやろう。
今回窓際族になってみて感じたことは多岐にわたる。好い経験をした。
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